無意識のままに陥る危険な7つの罠
よっぽど諦めて人生を生きている人でない限り、自己成長欲求は、とても自然な欲求です。
ところが、とても残念なことに、無意識のままに陥る危険な7つの罠というものが存在しているのを知っている人は多くありません。
今回は、左脳的な観点、右脳的な観点のそれぞれから、順番に見ていきたいと思います。
①左脳的な観点:【準備と行動】準備してから行動するのか?行動しながら準備するのか?
良い悪いの議論ではありませんが、行動しながら準備する人の方が、成長していると見受けられますね。
私がよく喩えるのは、夏休みの読書感想文と、始業式の関係です。
もし、学校の先生が「読書感想文を書き終わった人から、始業式に出ていいよ」と言ったら、結果、子供は誰も始業式に現れることがないでしょう。
始業式の日が決まっているから、その前日の深夜に読書感想文が書き終わるんです。
②右脳的な観点:【セルフヒーリング】ヒーラーとして成長するために、セルフヒーリングを完璧にしてからでないと人にはできないのか? それとも、完璧ではないままに、人にセッションするのか?
これは、受講生からよく出る質問です。
答えは、完璧ではないままに、人にセッションする人の方が、セルフヒーリングの感度や質は高まります。
なぜなら、他人を介して、自己をさらに深く見ることができるからです。
もっと言えば、あなたは人を通じて、自分を見ているだけなのかもしれません。それが理由です。
③左脳的な観点:【学ぶこと】得られないことに執着する?得られることに集中する?
これは私がドーナツ理論と言っているものです。
「このドーナツ、穴が大きい!!!」
この反応、どう思いますか?
食べるところを全然見てません。
例えば、セミナーを提案するときに、「あ~、この日、出れないんですよね~。なので残念ですが、受講諦めます」っていう人、いらっしゃいます。
3か月とか半年の間の、たった一日の欠席で、他の日程で得られることを、まったく見ていません。
この心の癖が発動したときに、瞬間的に気づけるかどうかが、その後の自己成長のカギになります。
④右脳的な観点:【エネルギー】ポジティブパワーを得たいのか?ネガティブパワーを手放したいのか?
栄養学の例を出すとわかりやすい考え方なんですが、元気を食事から摂りたい場合、よくステーキを食べたりする人がいらっしゃいますが、優先することはデトックスです。
エネルギー的な観点も同じで、先にガティブパワーを手放すことが先です。
逆をやるのは、クルマの水垢を落とさないでワックスを塗るような行為です。
なお、完全にガティブパワーを手放した状態は、完了である状態といいます。
余談ですが、完了である人は、仮説ですが、おそらく50万人から100万人に一人の割合程度しか、この地球上には存在していないのではないでしょうか。
いわゆるワンネス体験をする人は増えている昨今であり、ワンネス体験は人に完了の状態をもたらしますが、いわゆる揺り戻し(悟った感じがしても、また以前の感覚に戻ってしまう)という現象があって、相当な揺り戻しを超えていかないと完全な完了へはシフトしないものです。
⑤左脳的な観点:【To Do】減らすことで生産性が上がるのか?増やすことで生産性が上がるのか?
まず、To Doをリストアップしないと、その日の人生は、まるで筏のように漂流しかねません。
では、To Doをリストアップするとして、自分の力量から見て、多めに設定するのか、それとも余裕でこなせるように少なめに設定するのか、という選択があると思いますが、あなたはどうでしょうか?
もちろん、その日のコミットメントによって異なるとは思います。
ですが、私が主張するのは、多めに設定する方が、生産性が高い!ということです。
「仕事を依頼するなら、忙しい人に!」という言葉がありますが、正に言いえて妙であるといえます。
⑥右脳的な観点:【遠隔かリアルか】リアルに勝るものはない?リアルも遠隔も同等である?
ヒーリングスクールの生徒さんがまだビギナーの頃にありがちな解釈は、「距離が近いほど、エネルギーは強い」という概念です。
この点、実は違っていて、「距離が離れても、エネルギーは近い場合と同等。あるいは、よりパワフルになる」が真実です。
とても不思議ですよね。
この原因は何かというと、実は、距離が近いと、五感からの情報がノイズになる、ということです。
このノイズが、セッションにおける先入観になるよ、ということです。
⑦左脳的な観点:【自主性】人に譲る謙虚さをもちたい?積極的にあらゆる機会をゲットする?
リーダーシップというキーワードに置き換えても良い話です。
時に謙虚さというのは、積極性を封じ込めるための、言い訳に使っている場合があります。
その謙虚さは、マスクセルフと言って、人間関係でリスクを取らないための、文字通り“仮面”です。
反応ではなく、意図的に選択せよ
さぁ、7つのポイントをまとめて一言でポイントを表現すると、つぎのようになります。
「反応ではなく、意図的に選択せよ」
あなたの日常を振り返り見てみると、どうでしょうか?