ヒーリングスクールを経営していると、意外に多く寄せられる質問に、次のようなものがあります。
「私って、ヒーラー向きではないと思うんですが……」
ヒーリングというテーマへの興味関心と併せて、自分への自信の無さが見え隠れするこの質問……
実は、ヒーラーという部分を、●●に置き換えて、興味関心はあるが、自信がないことに、どう向き合ったらいいかと論じる今回のお話しにしていきたいと思います。
では、早速、解決への道筋を示していきましょう。
向き不向きという概念
まず、向き不向きという概念は、現在から未来へ、あなたの能力に、まったく前進がないことを前提としている評価のことです。
ということは、あなた次第で、いくらでも未来への向き不向きは変えることが可能だ、ということになります。
まずは、不向きだと言い張る人の傾向性を挙げてから、それを前進させていく(向いてるにシフトする)ヒントを語っていきましょう。
[不向きだと言い張る人の傾向性]
①利点よりも、難点に気が向く人
②試すよりも先に、答えを教えて欲しい人
③自分や他人を信じることができない人
④いつかはやりたい!と言うが、いつかが今である、とは考えない人
⑤ずっとインプットや準備だけしている人
⑥自分の存在価値を見い出すためにヒーラーを目指す人
⑦うまく行かない原因を、エネルギーのせいにする人
一つひとつ解説します。
①利点よりも、難点に気が向く人 ⇒ 例えば、エネルギーの影響を受けてしまって、体調が悪くなったら怖い、という人がいます。
確かにそういうことはあります。
しかし、これを超えていく方法も同時にあります。
解決策を探り、それを得て実際に解決していくことへの想像力に欠けている人は、この傾向にあります。
対策:違う角度からものを見る新しい習慣を身につけること。
②試すよりも先に、答えを教えて欲しい人 ⇒ 例えば、やる前から「こういうケースは、どうなりますか?」と聴く人がいます。
お勉強モードに入っているんだと思いますが、なかなか自立的に前進しにくいんですね、この手の質問をする人は。
対策:常に、実践の現場にしか答えはないと悟ることです。
そして、理想的な質問の仕方は、「私は●●な仮説を立てましたが、実際は〇〇でした。この差の原因について、私は◎◎と考えますが、どう思われますか?」であることを知ることです。
③自分や他人を信じることができない人 ⇒ 自分に自信がないか、あるいは、無意識に人を下に見ている傾向にあります。
これまでの過去に原因がある場合が多いです。過去の事実は替えられませんが、過去への解釈は変えることができます。
そこから、自分や他人を信じることは、実は、自らの意思の力からも生まれる、ということを知って欲しいですね。
④いつかはやりたい!と言うが、いつかが今である、とは考えない人 ⇒ これは、思考のクセです。今日一日も、過去にどこかで「いつか」と設定した日であると悟ることです。
⑤ずっとインプットや準備だけしている人 ⇒ 一定期間は素晴らしいです。特に若い頃。
しかし、アウトプットなきインプットは、腐ります。
例えば、肥料をやりすぎて、根腐れする植物です。
そうならないためには、アウトプットの実践でバランスを取ることです。
⑥自分の存在価値を見い出すためにヒーラーを目指す人 ⇒ いわゆる承認欲求を満たすための動機ですね。
「私は、他人から一目置かれるためにヒーラーになる」という価値観がそこには見えます。
よくよく内観して、本当に自分は今そんな風である、と気づくことがスタートラインです。
⑦うまく行かない原因を、エネルギーのせいにする人 ⇒ 致命的です。なぜなら、宇宙という器も、器の中に存在する我々も、エネルギーによって存在することが可能です。hr
そのエネルギーを否定したら、我々自体、論理破綻してしまいます。
エネルギー側は、常に100%、完全であり完璧です。
もし、本当にここが原因なんだ、と思考を固定化してしまうとなると、もはや前進はありません。
以上の7つを押さえれば、あなたは、現状どこにいようと、理想に向かって前進していくことが可能となります。