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パイプ役になるとはどういうことか?

  • 2021年5月10日
  • 2021年5月10日
  • 意識
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パイプ役になるとはどういうことでしょうか?

これは、ずばりヒーラーの役割のことです。

パイプには、両端があります。

ヒーラーの両端は何かというと、エネルギー源とヒーリーです。

簡単な図式で書くと、こんな感じ。

エネルギー源→ヒーラー→ヒーリー

これを水道に例えてみましょう。

水源→水道管→飲む人

何も足さない。何も引かない

水道管、つまりパイプの役割は何かというと、「何も足さない。何も引かない」です。

昭和のウィスキーのコマーシャルにありました。

さて、ヒーラーとして場数をこなしてくると、こんな風に発言する人も出てきます。

「私のパワーも、なかなかだな」

こういうヒーラーの発言を聴くと、突っ込みたくなります。

「え?パイプ役じゃないんですか?!」

何かを足しているのがわかります。

何かというと、“エゴ”です。

もし、水道管に人格があって、言葉を話すとしたら、「私の水も、なかなかだな」と言ってるようなものです。

「え?水源の水だけじゃないんですか?!」、って聴きたくなりますよね。

そして、水道管が何かを混入させていたら、気味悪いですよね。

ヒーリングも同じ原理ですが、エゴを混入させてしまうヒーラーは、無意識のうちにそうしてしまう点において、気を付けなければなりません。

ヒーラーなのに、早死する?

こういうヒーリングをやり続けると、どうなるのでしょうか?

やがて、ヒーラーは、自分が源そのものだと認識するようになります。

そうなると、次にどうなるかというと、ヒーラーは、具合が悪くなります。

純粋なパイプ役に徹していれば、他者へのヒーリングは、セルフヒーリングを兼ねます。

しかし、自分が源になったら、今度は、ヒーラーの命を削るようにして、ヒーリーにエネルギーが流れていきます。

さらに、これを続けるとどうなると思いますか?

実は、早死します。

少し怖い話になりましたか?

あくまで、パイプ役にはならずに、ヒーリングセッションをやり続けた場合の話です。

ですので、エゴを手放すことに、常に気を付けることです。

このとき、エゴを無くす、ということはできません。

あくまで、気付いて、手放すことの繰り返しです。

自分への関心

ところで、なぜ一部のヒーラーは、「私のパワーも、なかなかだな」というモードになってしまうんでしょうか?

この答えは、自分への関心が強い状態にある、ということです。

言い換えると、そのヒーラーは、自分への承認欲求を満たすために、ヒーリングをしている、ということになります。

そうならないためにヒーラーは、「自分自身の役割を果たすために、パイプ役に徹するんだ」という自覚が常に要されることとなります。

さて、承認欲求が高い人は、自意識過剰モードとなります。

自意識過剰には、2つの方向があります。

優越意識と劣等意識です。

前者は、「私がどうにかしてやろう」的な感じであり、後者は、「失敗したらどうしよう」的な感じです。

後者のあり方は、「私なんか、まだまだです。他に良い先生がいると思いますよ」などと、外から見たときに、謙虚に見えることもあります。しかし、このあり方の本心は、自信の低さから来ていて、他人の評価を恐れるときに出るあり方です。

どちらにしても、この2つの方向に立脚するとき、ヒーラーはパイプ役にはなりえません。

どういうあり方がベストなのかというと、それはニュートラルな意識。

それは、自分への関心がない状態です。

ヒーラーであれば、ヒーリーへの100%の関心がある状態です。

この状態にあると、ヒーリングセッションの現場で、ハッと気づくと、セッションが終わってた、みたいなことがたびたび起こるようになります。

今回のテーマは、エゴをなかなか手放せないなぁという方に、参考になったのではないでしょうか。


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